学校ではアメリカ英語を学ぶ
中学校で英語を勉強し始めたときはわかりませんが、日本の学校では、アメリカ英語を学んでいます。私の中学時代の80年代のことなので、現状は少しは変わっているかもしれません。リスニング教材の発音はアメリカンでしたし、center などの、ter の綴り、oftenは オーフン、tは発音しません。でも、学生時代はそれに気づかず、英語と言えば、別にネイティブなら、どこでもいいんじゃない?でも、オーストラリアはなまりがあって、today は トゥダイ なんですよね、程度の印象でした。
大学に入った頃から、少人数制のネイティブ講師が教えてくれる英会話学校にも通っていました。当時は色々な講師がいたのですが、主に講師はアメリカ人かカナダ人だったこともあり、イギリス英語もアメリカ英語もあまり区別もつかず、英語の勉強をしていました。
イギリス英語では、”do you have~”が ”have you got~” だった
大学時代の夏休みにイギリスに留学したのですが、そこでホストマザーが ”Have you got sunglasses?” と私に聞いてきたのです。頭を働かせ、have you gotは完了形だから、以前に持ってたってことかな?なんて、”yes!”と答えると、「すごい天気がいいから、気をつけた方がいいよ。」と言われました。その後もホストマザーの口からは、”have you got“は頻繁に出てきて、そのうち”Do you have”のことか、なんて気づきました。そして、語学学校に通っていたのですが、そこでは、”often”のtはしっかりオフトゥンと発音しており、アメリカ英語と違うんだ、なんて感心していました。
TOEICではイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、なまりのある英語も出てくる
私がTOEICを受験した頃のリスニングはアメリカ英語だけでしたが、今はイギリス、オーストラリア、ニュージーランドの英語も出てくるんですよね。私、イギリスに短期留学していたくせに、イギリス英語の聞き取りは苦手です。もちろん、アメリカ英語も全部聞き取れるわけではないのですが、映画やドラマを見ていて、「この人の英語が全く聞き取れない。」と思うと、イギリス人だったりするんです。
『フレンズ』ではエミリーの英語、『グレイズアナトミー』ではオーウェンの英語(ドラマでは米語の発音をしているとは思いますが)、ラッセル・クロウの英語も苦手ですね。イギリス映画だと、アメリカ映画に比べて、理解率が半分に落ちると思います。
結論として、どっちを勉強した方がいいかということですが、日本にいるなら米語を勉強するのが、主流のような気がします。
イギリス系企業やイギリス人の知り合いが多いなら、もちろんイギリス英語が良いのは当然ですよ。現状、日本ではアメリカの影響が大きいですからね。アメリカの方が近いし、音楽も映画もアメリカからの方が多いと思います。
私の場合、TOEICのことも考えて、今から、YouTubeなどで、イギリス人、オージーなどの英語もどんどん聞いていきたいと思っています。