憧れのノマドワーカー
去年、フリーランス翻訳者として働き始め、憧れていたノマドワーカーとなりました。ノマドワーカーとは、固定した仕事場がなく、スタバやカフェなどで、PCを持ち込み得意げに仕事をしている人たちです。
私もノマドワーカーになろうと、週に何回かはカフェで仕事をしようと最初は思っていました。家にいるより気分転換になって、仕事もはかどるかもしれない。
しかし、私の場合、外での仕事は効率がかなり落ちることに気づきました。
カフェでの仕事は落ち着かない
そこで効率が上がらない理由を上げていきます。1、周りがうるさい
フリーの翻訳者になってすぐの頃、仕事をしようと昼頃にスタバに行くと、左隣に幼児連れの若い母親、右隣はサラリーマンの4人組でした。全然落ち着かない!
次に行ったときは、最初は両隣に誰もいなく空いていたのに、なぜかスタバのスタッフが座り、アルバイトの面談が始まりました。なぜこの席を面談場所に選んだの?と思いました。
2、コーヒー一杯でそれほど粘れない
スタバ、マック、ドトールで何度か仕事をしましたが、コーヒーと軽食を頼んだとしても、食べ終わると、長居できない気分になってしまうのです。たとえ店が混んでいなかったり、張り紙等がなかったとしてもです。2、3時間粘れる人はすごいな。私は性格的に無理なようです。
3、遅いWiFi環境やモバイルPCでは仕事が進まない
新人翻訳者(年は取ってますが)として、必要なのは一に検索、二に検索。検索が一番重要。知らない分野の時は翻訳そのものより検索の時間の方が長いことも多々あります。
そのため検索エンジンのタブは常に10個以上オープン。オンライン辞書も多用しています。
これにソースファイルや参照ファイルのPDF、PPT、ワードなどを開き、トラドスを使用すると、モバイル画面の小さい画面では作業しづらい。(普段は2つのPCで作業しています)
そして、無料Wifiも場所によっては遅いです。
4、自由にトイレに行けない
私、トイレは近い方です。コーヒー飲むとさらに近くなり、1時間に1回は行きたい。でも、カフェで仕事をしているとき、セキュリティ上、PCを置きっぱなしでトイレには行きたくないです。
すると、毎回PCを閉じて、カバンに入れてトイレに行って、またテーブルに戻ってPC開ける。トイレから戻ると、すでにテーブルのコーヒーが片付けられていることもありました。
5、モバイルパソコンでも持ち運びが結構大変
モバイルパソコンは普通のノートブックに比べれば軽いのですが、持ち運ぶ時間が長いと、結構重さを感じてきます。
モバイルパソコンを抱えてカフェで仕事をした後、スーパーに寄ったりすると、もう重いから捨てて帰りたい!という気分になります。

家での仕事が一番
憧れのノマドワーカーとなったものの、3ヶ月でギブアップ。私にとって家で仕事をするのが一番効率が良いです。PCは2つ使いで、あらゆるウィンドウや検索タブは開け放題。服装も気にせず、眠くなれば昼寝をして、気分一新して仕事の効率を挽回。トイレは行きたいときに行けるから、コーヒーも飲み放題。
ただし、家が静かな環境である必要があります。
というのも現在賃貸なのですが、去年は階下に住んでいる幼児の飛び跳ねる足音がうるさく、イライラして仕事が進まないときもありました。
しかし、ここ半年、その一家が引っ越したのか、足音対策をしたのか、すごく静かになりました。
今のところ、家での仕事が一番効率があがります。ただ、私が働いていた超零細翻訳会社(在宅勤務でした)の上司(60歳代)は毎日朝から晩までマックで仕事しているといっていたので、外の方がはかどる人もいるんでしょうね。マックで1日粘れるってすごいですよね。